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大豆の伝来は約2000年前の弥生時代

 大豆イソフラボンが薄毛対策に効果的という話、一度は耳にしたことがあるという人は多いと思いますが、一体どのような成分なのでしょうか。

 そもそも大豆イソフラボンとは大豆に含まれている微量の機能性成分の一つであり、その名の通り大豆製品の多く含まれています。豆腐や納豆をはじめ、味噌、醤油などの調味料、豆乳にも含まれています。

 今回はこの大豆の歴史ついて少し掘り下げて見ていきましょう。起源は、一般的には中国東北部、黒龍江沿岸といわれ、古くは4000年前から栽培されていたと推定されています。日本には朝鮮半島を経由して約2000年前に伝来して利用されてきたといわれており、古事記にも大豆の文字が使われていることが確認されています。

 大豆といえば、日本では豆まき用の「黄大豆」をさすことが多いですが、実は白や黒、赤、緑などさまざまな種類の大豆が存在し、その数はなんと百種類にも及ぶと言われています。古来より大豆は、米・麦・粟・黍などとともに五穀のひとつに数えられ、食生活の中心となってきました。

 現在世界ではアメリカ、中国など世界中で1億2千万トン以上が栽培されており、その約半分をアメリカで栽培しています。日本でも盛んに大豆の栽培が行われていますが、年間約15万トン程度であり、国内で消費される大部分は輸入に頼っているのが現状です。

 また、日本は世界でも有数の平均寿命の高い国の一つですが、これを支えているのが大豆を摂取する食生活であるといわれており、世界中の研究者から注目されています。