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大豆イソフラボンとは

 育毛に良いとメディアなどでも度々取り上げられている大豆イソフラボン、一度は耳にしたことがある人も多いと思いますが、いったいどのような成分なのでしょうか。

 そもそも大豆イソフラボンとはその名の通り大豆に多く含まれる成分の一つです。多く含まれるとはいっても、大豆の主要成分はタンパク質、炭水化物、脂質などであり、微量の機能性成分の一つとして大豆イソフラボンが含まれています。

 そして、大豆イソフラボンは化学構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ており、別名「植物エストロゲン」と呼ばれることもありますが、この女性ホルモンに似た成分が男性ホルモンの働きを抑制する作用があるため、抜け毛や薄毛を予防してくれる可能性があるといわれているのです。

 その他、髪にハリやツヤを与えたり、お肌の新陳代謝を促進する効果など、良いこと尽くめ、百薬の長のようなイメージですが、摂り過ぎはかえって逆効果になる場合もあります。

 元来日本の食生活において、味噌や醤油など大豆由来の食品が日常の食事で取り入れられているので、大豆イソフラボンが不足することは少ないと考えられています。しかし、食生活の変化に伴い、サプリメントなどで取り入れたいという需要も増えてきているようで、厚労省では大豆イソフラボンについてのガイドラインも作成しています。

 リンク → 厚生労働省「大豆イソフラボンに係る安全性評価について」